2011年10月20日木曜日

コメント紹介の第5弾!!

さて、来週、10月27日(木)には大賞の発表です。
その前にまたコメントの紹介です。



秋月達郎『蛍の城』
螢の城(PHPエディターズ・グループ)
「京極高次が主人公。浅井三姉妹、初の夫を扱っているのか今年っぽいかなと。関ヶ原は主戦場以外でも戦いが多く起こっていて興味深いです。京極高次が強い武将ではない点もおもしろい。」


・河野裕子、永田和宏『たとへば君 四十年の恋歌』
たとへば君(文藝春秋)
「10代の頃「たとへば君―」の歌に出会い、河野さんの作る歌はどんな恋愛小説よりもドラマチックだと思いました。夫婦が歌人同士だからこそわかる相手のこと。歌人じゃない普通の夫婦は果たして相手の気持ちなど理解することができるのか?と考えてしまいました。」



・大沼紀子『真夜中のパン屋さん』
真夜中のパン屋さん(ポプラ社)
「登場人物はみんな不器用に生きていて、孤独や傷を抱えています。そんな彼らが真夜中に開店するパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」で出会い、つながり合うことで自分や他者を受け入れ、次の一歩を踏み出してゆくお話です。」